資格・試験のこと

税理士試験で人生が終わる?人生が狂う?【税理士試験は人生を賭けた戦い】

このブログに辿り着いた方、「現在、税理士試験に向けて猛勉強中の方」でしょうか。それとも「勉強を止めようか迷っている方」でしょうか。それとも「近くで応援している方」でしょうか。

『税理士資格を取る』ことについて『なぜ勉強しているのか』しばらく立ち止まって考えてみても良いと思います。

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明確な『目標』は、時に「人生や精神を狂わせる」

税理士試験に限ったことではありませんが、目標やゴールが明確であればあるほど、「人生や精神を狂わせる」ことがあり得ます。

  • 甲子園に出場するために頑張る
  • 医学部に入ろうと、何年も浪人する
  • 資格取得のために勉強に励む
  • 子供が欲しい
  • お笑い芸人・歌手・俳優になりたい

こういったことは、努力すれば絶対に叶うという保証はありません。

どういう場合に「人生や精神が狂ってしまう」のでしょうか。

  • 想いが強ければ強いほど
  • 惜しければ惜しいほど
  • 努力すればするほど
  • お金をつぎ込めばつぎ込むほど
  • 挑戦期間が、長ければ長いほど
  • 周囲からの期待や圧力が、あればあるほど
  • 他のことを、犠牲にすればするほど

上記のような場合、「人生や精神が狂ってしまう」ことがおおいにあり得ます。

「試合に出なければ、負けることはない」「宝くじを買わなければ、外れることはない」ように、「目標がなければ、挫折することはありません」。

「目標がある」ということは、「叶う」か「(まだ)叶わない」かどちらかです。

『税理士試験』はリミットがない

中でも『税理士試験』には、年齢や挑戦回数の制限がありません。

”出口の見えないトンネルのようなもの”です。

幼少期から甲子園出場を目指していた人も、高校生のうちに甲子園に出られなければ、夢から敗退します。

司法試験を目指している人も、受験回数に制限がありますし、妊活をしている人も、ある程度の年齢がくれば妊娠できない。といったリミットがあります。

『税理士試験』は、良くも悪くもそういったリミットがないので、死ぬまで挑戦し続けることができます。

税理士試験合格までの年数は、平均9年かかる

税理士試験合格までの年数は、東京税理士会の調査によると平均9年かかると言われています。(中には3年で取れた!なんてツワモノもいます)

これはあくまで結果的に合格した人の平均ですので、20年・30年経っても合格していない人の年数は含まれていません。

9年と言えば、小学1年生の子供が中学校を卒業するまでです。

大学卒業した22歳の新卒社会人が、31歳になるまでです。

その9年間もの間、試験のことが頭から離れることなく日常を過ごすことになるのです。(うまく切り替えできる方、素晴らしいです!)

もし何かを犠牲にして試験勉強最優先で取り組んできたとしたら…周りが充実した9年間を送っている中、勉強で得れるものってなんでしょう。

知識?努力すること?気付くと浦島太郎状態になっているかもしれません。それもこれも結果的に資格が取れれば報われるのですが。。。

>>8年にわたる税理士試験受験で”失ったもの”と”得たもの”

果たして、他のことをどこまで犠牲にして勉強するべきなのでしょうか。

『税理士資格』に価値があることはある程度間違いないと思います。

『税理士資格』がある人が必ずしも『優秀』というわけではありません。資格があっても『ポンコツな人』もいますし、資格がなくても『優秀な人』はたくさんいます。

税理士資格』が、あなたの人生にとってどれくらいの価値があるのか?どこまで頑張る価値があるのか?

・・・。

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諦めなければいつかは合格できる?

予備校などでは、「税理士資格は諦めなければ必ず試験に合格できる」といって受講生を集め、モチベーションがあがるよう謳っています。

これはある意味そうなのですが、人生を狂わせる恐ろしい考え方です。

「死ぬか合格するか?合格するまで永遠に勉強だ」と言われているようなものです。

税理士試験は『科目合格制』です。

社会保険労務士や公認会計士などの試験は、一度に全ての範囲が出題され合格点に達しなければなりません。それに対し税理士試験は、科目ごとに試験がわかれています。複数年かけて合計5科目合格すれば良いのです。

この『科目合格制』の仕組みのおかげで、時間をかけてコツコツ合格科目を積み上げ続けていくことができます。そして1科目でも合格すると特に、諦めることができなくなります。

合格科目を積み上げていくのみであり挑戦回数に制限もないので、理論上は『諦めなければいつかは合格できる』ということになります。

実際は何十年挑戦しても、1科目も合格できない受験生もたくさんいます。

一番良いのは両立!メリハリ!

さて、この終わりの見えない戦いに、どう挑戦していくのが良いのでしょうか?

人生を狂わせたくないけど諦めたくはない。

一番良いのは『両立、メリハリ』です。

と、言葉でいうのは簡単ですが、切り替えってそんな簡単にはいかないですよね。

ですが、「試験に合格してから結婚しよう」「試験に合格してから子供を・・・」など、一見計画的に見える考え方ですが、計画通りに試験に合格できる人なんてほんの一握りです。

残酷ですが、合格する保証はどこにもありません。

あとから後悔しても、過ぎ去った日々は決して戻ってきません。

例えば、「基礎を固める勉強の年(初めての科目勉強の1年目)は勉強に集中し、翌年は試験後~3月末までは軽く流し、4月から本気を出す」や、

「試験前以外は、平日と土曜は勉強するが日曜はしない」など、

メリハリをつけて両立させることができると良いですね。

 

(・・・それができれば苦労しませんよね。理想論を失礼しました。)

しかし月単位くらいのタイミング待ちならともかく、年単位でタイミングを待つのはナンセンスです。

できる限りプライベートと試験勉強は切り離しましょう。

私の旦那は、結婚した後すぐ1科目合格し、子供が産まれた後に更に1科目合格&大学院卒業し、税理士になることができました。

ライフイベントが試験勉強のモチベーションになり、合格に導いてくれる可能性もあります!

収入部分や勉強時間確保のためには、周りの協力は必要不可欠です。

パートナーがいる方はよく話し合いましょう。

税理士試験になぜ合格したいのか、改めて考え直してみよう

何年も何年も勉強を続けていて心が折れそうになった時は、原点に戻って、自分がなぜ税理士試験に合格したいのかを考え直してみましょう。

なにか別の目的のための『手段』なのか?その『手段』しかないのか?

精神が崩壊して人生が狂うと思うくらいなら、辞めてしまった方がよかったりしませんか?辞める勇気がない場合は数年間、勉強をお休みしてしまった方がよかったりしませんか?

税理士業務がしたい → 人生狂わしてまで資格は必要ですか?資格なく業務を行うことはできませんか?

安定した職のために資格がほしい → 他の資格じゃダメですか?資格なく安定を得ることはできませんか?資格を取れば安定ですか?

独立したい → 税理士としての独立でないとダメですか? 私のような副業ブロガーでも、そのうち独立しているかもしれません。税理士としての独立でないとダメですか?

とはいえ、「何年も頑張ってきたのに今更辞められない。」という方もいますよね。

「もし諦めるなら、このまま税理士業界で働くわけにはいかない。転職できるかな?」とも思ってしまいますよね。

✔ 数年間(とりあえず次の試験まで)、勉強はお休みする

✔ 思い切って転職活動してみる(税理士業界での経験を活かして、企業の経理担当への転職はどうですか?コンサル会社でコンサル業務をするのはどうですか?)

という逃げ道を本気で考えつつ、「あと〇年だけ!今回の試験だけ!」本気で頑張ってみるのはどうでしょうか?

頑張るのも諦めるのも、後悔しないよう (できれば) 最後は自分で決めましょう!

転職も1つの手段

日々の業務が忙しくて勉強の時間が確保できない場合や、新しい生き方を探すために、思い切って転職をするのも1つの手段です。

一度登録をしてみて、可能性を探ってみるのも良いと思います!

>>『転職』はリスクがあるが『転職活動』にリスクはない|転職活動のススメ

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《おまけ》おすすめ書籍

私の旦那が激しく感銘を受けた”井ノ上陽一さん”の書籍です。(今やすっかり”井ノ上チルドレン”です)

独立開業を目指している方はもちろん、資格取得のため勉強中の方…、税理士業界で働くすべての方におすすめです。(特に現在の税理士業界に違和感を持っている方…ぜひ読んでください)

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