資格・試験のこと

「ITに強い税理士!」だから年賀状は出さない?

私の旦那は30代開業税理士です。若手税理士らしく『ITに強い』と謳っています。

開業して2度目の新年を迎えましたが、2年とも年賀状は出していません。

1年目は開業して間もなく顧問先も少なかったこと・バタバタしすぎていたこともあり気付けば年が明けていた。くらいの感じで年賀状もスルーしていたのですが、2年目は”意志をもって”年賀状を出しませんでした。

税理士にとっては、12月の年末調整で忙しい時期でもありますしね。

年賀状を出すか出さないか?まとめたいと思います。

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年賀状について

年賀葉書発行枚数 推移

年賀状を出す人が年々減っているということはなんとなく知っていますが、どのくらい減っているのでしょうか?

2011年から2021年を見ると、約10年で半分になっています。

ちなみに私も、結婚した年から年賀状を出し始めたのですが、1年前に年賀状を辞めました。

年賀状を辞めると、かなり気がラクになります。

年賀状の写真や文章選び、宛名リストの作成、手書きのコメント…。毎年年会いもしない人に「今年こそ会おうね!」の社交辞令(笑)。結構負担というかストレスでした。

これからの人生は年賀状を出さなくて良いと思っただけで、肩の荷がおりました。(大袈裟)

みんなの近況報告は、SNSで充分!

年賀状がめんどくさい人の理由

「年賀状作るの楽しい!」って、周りで聞いたことないです。

昔からの文化を否定はしたくないのですが、時代にそぐっていない感があるのは、実際に発行枚数が減っていることを見ると明らかですよね。

年賀状の購入が必要

電話やSNS(ラインなど)だと、なんの準備もなく新年の挨拶ができるのに対し、年賀状はお金をかけて購入します。

今やPCやスマホがあれば郵送までしてくれる便利なサイトもありますが、それでもお金をかけて購入します。

デザインを考える

こだわればこだわるほど、貰った人が”見るのが楽しい”のは承知なのですが、デザインを考えたり写真を選んだりコメントを書いたり…。大変です。

写真派の人は、数ヶ月前から年賀状の写真を意識して写真を撮影したりもします。

宛先管理

機械のように去年のリストを印刷して送ってしまえたらまだラクかもしれませんが、「引っ越しした人・結婚して住所や苗字が変わった人・家族が増えたので宛先に子供の名前も追加・喪中の人」を確認する作業も必要です。

間違ってしまったら新年早々失礼ですしね。

ポストに投函

最後はポストに投函する手間です。

ポストに「年賀状は〇日以降に投函してください」やら、「〇日までに出さないと1月1日に到着しない」とか…

せめてこっちのペースで出させてくれー!!みたいな…

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【本音①】出すのは面倒だけど、貰うと嬉しい

と言いつつ、やはりお正月にポストを開ける楽しみがなくなったことはちょっと寂しいですね。プライベートでは年賀状辞めます宣言もしたので、友人や親戚からはほぼほぼ届きません。

メルマガやアプリの通知でも「あけましておめでとうございます!」と届いてますが、やはり唯一年賀状を送ってくれる美容院は、印象に残りますね。今年も行きます!ってなります。(⇦年賀状もらってなくても普通に行きますが)

作って出すのはめんどくさいけど、貰うのは嬉しい。

自分勝手ですが、年賀状の位置づけってそんなところだと思います。

【本音②】年賀状の制度は難しい

あの、年賀状独特のルールが正直嫌です。

プレゼントなどの御礼は電話やラインなどで済ませられる場合も多いですが、『年賀状貰ったら年賀状を返す』みたいなルールありますよね。

1月1日にポストに届いている相手の年賀状はともかく、「明らかにコンビニで購入してササっとコメント書いたよね?」みたいな年賀状が1月10日頃に届いたりしますよね。「年賀状送ってごめんなさい!」ってなります。

そして翌年は送らないでおこうと思ったら、翌年は相手から1日に届いたりしたことも…。それもそれで「なんかすみません。」みたいな…(笑)

かといって、届いた人にだけ返信しようと思っていたならば、相手が上と↑同じように思うかもしれないとか深読みしてしまったり…

先手をうって送って、返信しなきゃと思わせるのも申し訳ないし、相手にそう思わせるのも申し訳ないし…

あれ?めんどく・・・

【本音③】こんな便利な時代に…

日本の文化を守っていきたいという気持ちももちろんあるのですが、年賀状に関しては代わりの手段がありすぎて…

電話・ライン・SNS(インスタやTwitter)・店頭の張り紙…

電話やラインは、新年の挨拶を貰った側からしても返信するプレッシャーはそんなに感じませんよね。SNS(インスタやTwitter)は、見たい人だけが見て、読みたい人だけが読んで、別にコメントを残さなくても良いですし…。

あれ?年賀状ってある種のハラスメ・・・

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法人の年賀状は味気ない

ここまで個人のプライベートの年賀状に対する本音(一部法人にも共通)でしたが、法人の年賀状って、事務員さんが事務的に作成することが多いですよね。

イラストを選んで定型文と差し込んで…すべて印刷…。手書きのコメントが添えられていれば少し嬉しいですが…。

味気ないです。正直、何度も見返そうとは思いません。

営業の一環ならあり

とはいえ、法人すべてをひとくくりにはできません。

例えば美容院やアパレル関係は、年賀状を送ることによって、宣伝効果もあります。最新の商品情報やクーポンを盛り込んで来店誘致することもできます。

しかし税理士事務所はどうでしょう?

基本的に顧問先や銀行・同じ士業の人などとの年賀状のやり取りです。年が明けても割とすぐ、電話や対面で挨拶の機会がありますよね。

営業も兼ねて、スポットで税務相談を受けた人や去年確定申告だけした相手に…というのは効果ありかもしれませんが…。それはそれで相手にとって『年賀状の返信しなきゃ…』『来年はリストに入れるべき?』と新たな問題が生まれているかもしれません。

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『ITに強い』なら年賀状は出さない!

ようやくタイトルの内容になりますが、『年賀状を出さない』という結論を出す際の最後のキメ言葉です。

年賀状の文化を守りたい気持ち・貰って嬉しい気持ち。それの代償として年末調整の忙しい時期に、年賀状作成が加わること…

そもそも経理の効率化・事務作業の効率化!といっているのに事務作業を増やすのはどうなのでしょうか!?

年賀状のことを「作業」だなんて・・・

もっと効率の良い手段がたくさんある時代に、最も効率の悪い年賀状で新年の挨拶なんてどうなのでしょうか!?


年賀状のことを『効率』のモノサシではかるなんて・・・

年賀状で新年の挨拶しても、どうせ電話や対面した時に挨拶するんでしょう?!

「新年早々会う予定ないから新年の挨拶できないんじゃないか?」それは相手も同じです!

ITに強いと言っているのだから年賀状は出しません!

と、いうことにしましょう。

最後に

ITと年賀状を無理やり結び付けていますが、そもそも年賀状を出すのか出さないのかと、”日頃感謝している・お世話になっていると思っている”かどうかは、全く関係ありません。

スタンスの問題です。

『年賀状は出さない主義』で良いと思います。

感謝の気持ちを伝えたいならば、電話や対面した時に「いつもありがとうございます。」と、気持ちを込めた言葉を添えましょう。

旦那の開業1年目の売上をまとめています。良ければご覧ください。↓

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《おまけ》おすすめ書籍

私の旦那が激しく感銘を受けた”井ノ上陽一さん”の書籍です。(今やすっかり”井ノ上チルドレン”です)

独立開業を目指している方はもちろん、資格取得のため勉強中の方…、税理士業界で働くすべての方におすすめです。(特に現在の税理士業界に違和感を持っている方…ぜひ読んでください)

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