資格・試験のこと

税理士に向いてるのはどんな人?適正や性格は?

どの職業にも、適性や性格に向き不向きがありますが、税理士業には一体どんな人が向いているのでしょうか?

難しい試験をクリアしなければならないので、「試験勉強頑張ってみたけどやっぱり向いてなさそう」や、「資格は取得したものの、向いていなかった」なんてことのないように、はじめにイメージできていると、よりよいですよね。

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向いているのはどんな人?

数字やお金が好きな人

税理士の仕事は、1日中数字と向き合う仕事です。

「数字やお金が好きな人」というのは絶対必要条件です。

《こんな人が向いてる》

  • お金のことを考えることが好きな人
  • 数字が好きな人
  • 算数・数学が得意(好き)だった人

お金のことばっかち考えちゃうタイプの人、向いてます!

パズルが好きな人

簿記を勉強しだす頃からうすうすそんな気がしてくると思いますが『簿記はパズル(みたいなもの)』です。借方・貸方に数字を当てはめて、1つの表を仕上げます。

表が完成し数字が一致した(正解している)場合の達成感は、パズルが完成したときの達成感そのものです。1つ1つの仕訳(パズルのピース)を当てはめて、貸借対照表や損益計算書(パズルの完成)に向けて仕上げていきます。

ジグソーパズルやパズルゲーム(ぷよぷよ・テトリス等)が得意だった人、向いてます!

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本や活字を読むのが好きな人

税理士業は、税理士試験でも実際の業務でも、書籍や文献を読むことばかりです。

わからないことは、書籍や文献を読んで、自分で意味を読み解かなければなりません。もちろんそもそもの専門用語が難しいので、専門用語を理解するためにも本を読みます。

本や活字を読むことが好きな人でなければなりません。

最低でも「本や活字を読むことが嫌いじゃない人」でなければなりません。

勉強が好き・知的好奇心がある人

税理士試験は、超難関資格試験言われています。

試験勉強はもちろんですが、資格を取得してからも永遠に勉強は続きます。

税制改正があれば新しい知識を入れなければなりませんし、過去の判例や勉強していない科目の内容・担当顧客の業界や経営など、無限に勉強する内容があります。

勉強することが好きな人(苦痛でない人)でないと、とても乗り切れないでしょう。

几帳面な人

税理士業はお金や税の専門家です。

数字を一桁間違えると大問題ですし、莫大な書類も整理しなければなりません。

数字を細かいところまでチェックできる人、書類を整理して作成・ファイリングしたりすることができる人、期限を守れる人・・・ 几帳面な人である必要があります。

社会人として当たり前のようなことですが・・・特にです。

根気強い人

税理士試験資格は、5科目合格しなければなりません。

短期集中勝負で資格を取れたとしても、3年以上はかかるでしょう。何十年経っても合格できない人もいます。

さらに実務面でも、膨大な量の伝票や領収書を処理したり、ひたすら会計ソフトやエクセルに入力したり、複雑な税務計算をおこなったりと、根気のいる作業の繰り返しです。

1日中デスクで書類とPCに向かったり、最後まで根気強く作業する力が必要です。

正義感の強い人

税理士は、納税額を計算して申告する仕事です。

クライアントは基本的に、税金をできるだけ納めたくない人ばかりです。

適法なスキームを使って節税する提案は必要ですし重宝されますが、脱税の片棒を担いだりしては絶対にいけません。

毅然とした態度で法律を遵守できる、正義感の強さが必要です。

流されてはいけません。

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とにかく勉強。永遠に勉強。

税理士業界は、永遠に勉強が必要です。

資格試験勉強

まずは資格試験勉強から始まります。

兼業なのか専業なのか、大学院免除を使うのか使わないのか…によっても異なってきますが、3~5年と言われていたり、10年以上と言われていたりもします。

中には、20年・30年・40年、受験し続けている人もいるそうです。

東京税理士会の調査によると、平均9年と言われています。

税制改正

毎年いくつも税制改正があります。

せっかく覚えた知識やスキームも、そのたびにアップデートが必要です。

資格試験勉強に合格し、実務をそつなくこなせるようになっても、勉強から完全に解放されるわけではありません。税制改正があれば理解して対応しなければなりません。

顧客の要望に関する勉強

例えば、普段は申告業務しか必要ではない顧客に、突然相続が発生したら・・・突然事業承継やM&Aを要望されたら・・・

例えば、顧客が法人名義の保険に加入したり、不動産売買や投資を始めたら・・・

その知識や勉強も必要になります。

顧客の業種に関する勉強

例えば、医療法人や建設・飲食業など、初めての業種の相談を受けたら・・・

特定の業種のみに適用される税務や助成金制度もあります。そういった情報や知識が乏しいがために、本来受けることができる特例の適用が漏れてしまうことがあるかもしれません。

特定の業種に特化した会計事務所もあるため、そういった事務所に案件を紹介することもありですが、勉強をし、請け負う業種を増やしていくということが必要な場面があります。

新たなシステムやITの勉強

これはどの業界でもそうですが、常に進化していくITやシステムに付いていく必要があります。

顧客に対してITの導入を提案したり、ITを活用して顧客の課題解決を図ったりと、IT知識は欠かせません。

最後に

税理士の仕事は、特に向き不向きがある仕事であり、超難関資格試験を乗り越えてもまだ、永遠に勉強が必要な仕事です。

しかし、それに変えられない醍醐味ややりがいもある仕事です。我こそはという方はぜひ、税理士になって頑張ってください!

>>30代現役 税理士が思う《仕事の醍醐味・やりがい・応用力》

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《おまけ》おすすめ書籍

私の旦那が激しく感銘を受けた”井ノ上陽一さん”の書籍です。(今やすっかり”井ノ上チルドレン”です)

独立開業を目指している方はもちろん、資格取得のため勉強中の方…、税理士業界で働くすべての方におすすめです。(特に現在の税理士業界に違和感を持っている方…ぜひ読んでください)

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