税理士といえば、未だに男性(しかもおじさんorおじいさん)のイメージが強い資格であるかと思いますが、女性が税理士として働くってどうなのでしょう?
実際、女性税理士の割合は1~2割程度です。これは税理士資格を保有している女性の割合であり、税理士業界で働いている女性の割合という意味ではありません。
科目合格者の女性もたくさんいますし、税理士資格を目指していないものの、簿記の資格を保有して税理士補助として働いている女性スタッフもたくさんいます。
税理士業界に足を踏み入れて、経験値を積んでいる女性、いいなあ~と思うことがよくあります。
ここからは私の主観を含むボヤキになりますが、良ければご一読ください。
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私は一般企業で勤める2児の母でありますが、新卒で就職してから今の会社が3社目です。
2回の転職を経験しており、結婚・出産・育児休暇を取得し復職していますが、産休育休以外で仕事を休んでいた期間はありません。社会人デビューして以降、キャリアが途絶えたことはないという表現になるのでしょうか?
一度キャリアが途絶えたら、再就職できないかもしれない。年収も大幅ダウンするもしれない。
と思い込んでいるからです。
なぜなら、資格と呼べるような資格がないからです。
一応、金融機関を2社経験しており、キャリア・経験を積んでいるかのように見えますが、いかんせん「金融機関勤務であればみんな持ってるでしょう」的なレベル感の資格しか持ち合わせていませんので、キャリアをお休みする勇気がないのです。
という、私のような女性はたくさんいると思います。
会社を退職すると保育園も退園になります。
そうなると、子供が成長するまで正社員に戻れないというリスクもあります。
他にも友人の中には、旦那さんが転勤族であるため仕事を辞めて、その後再就職できない(orする気力がない)(or子育てと両立できる会社が見つからない)。
みたいな友人もいます。
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一方、女性税理士はどうでしょうか?
まず第一に、税理士業界は人出不足です。
離職率が高い業界なので、雇ってもすぐ辞めてしまうかもしれないと考えるため、しょっちゅう募集をかけている事務所が多いです。
誰か来てくれー!忙しくて教える暇はないから、経験者・科目合格者・有資格者、大歓迎だー!
といった感じでしょうか?
経験者・科目合格者・有資格者は、万年超売り手市場なのです。
次に、税理士事務所の業務はどこも似たような業務内容なのです。
導入しているシステムが違ったり、どこまでの業務を任されるかが違ったり、顧問先の規模や専門性が違ったりはあるかもしれませんが、似たような業務をおこないます。
過去の実務経験や勉強内容がしっかり活かせるのです。
『売り手市場+経験が活かせる』
つまり、経験者は転職しやすいのです。
有資格者でなくとも、科目合格者・事務経験者を歓迎している事務所は多くあります!
経験者はこんな時有利です。1つずつみていきましょう。↓
◆ 旦那さんの転勤の都合・実家の都合で引っ越さなければいけない
税理士事務所は全国にあります。都会にも、地方にも…人が暮らしている地域には基本的に存在しています。即戦力を求めて募集をかけている事務所は必ず見つかるでしょう。
◆ 出産・育児のため、しばらく仕事を離れたい
「20代前半・未経験者」よりも「30代後半・実務経験者」を採用したいと思われる業界です。
「何年くらい実務経験があるのか?科目合格しているのか?今どれくらい人出不足なのか?」にもよりますが、出産・育児で5~10年ブランクがあったとしても、経験があれば受け入れてもらえる可能性が非常に高いです。
有資格者であれば、うん十年のブランクがあっても働ける事務所は必ず存在するといえるでしょう。
◆ パート・アルバイトという働き方ができる
業界によっては、「パートや時短勤務の募集はしていない」企業もたくさんあるでしょう。私が働く会社では、正社員フルタイムのみの雇用しかありません。(育児に伴う時短勤務はありますが…)
しかし税理士事務所は、「パート・アルバイト」という働き方で募集をかけている事務所がたくさんあります。
これは一概に「パート・アルバイト」でしか募集をしていないというわけではなく、「(人出不足なので)希望すれば正社員という選択もあるが、パート・アルバイトという働き方をとりあえず募集している」みたいな事務所もあるのです。
とにかく人手がほしいのです。
◆ 税理士資格があれば、高い時給でパートという働き方もある
前述のパート・アルバイトという働き方ですが、税理士資格を保有していれば、かなり高い時給でそのような働き方ができるケースも多くあります。
飲食店や薬局などの店舗型営業の体系ではないので、『子育てや家庭の状況にあわせて、自分の都合のつく時間に勤務する』といった自由度高く、良い待遇で働くことができる事務所もあるでしょう。
◆ フルリモートOKの事務所もある
さらに、最近はリモート業務が進んできています。チカラがある人材であれば、フルリモートでもOKという税理士事務所もあるでしょう。
少人数で運営している税理士事務所が外注で仕事を依頼したり、繁忙期のみ外部委託する話もあります。ある程度の実務経験があれば、場所を選ばず働くことができるでしょう。
◆ 有資格者は独立開業も可能
転職市場の価値とは異なってきますが、税理士資格保有者であれば、独立開業し開業税理士として働くこともできます。自宅で開業することも可能です。
開業税理士ともなれば、ワークライフバランスは自分次第ですよね。
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といった形で、税理士事務所で勤務経験がある女性は、その後のライフステージで様々な選択を取りやすいのです。家庭との両立が図りやすいのです。(少なくとも私よりは。)
『事務経験者<科目合格者<有資格者』
であることは間違いありませんが、私の旦那(開業税理士)は現に、「フルリモートの在宅勤務で良い」「育児の空いた好きな時間に業務してくれるパートさんでも良い」「資格の有無も取らないから実務経験者である人」に手伝ってほしいと日々ボヤいています。
経験者でそれなりのチカラがある人は、そのチカラが必要とされている場所が今後もあり続けるでしょう。
羨ましいです!
おまけですがおすすめ書籍を紹介します☆
”井ノ上陽一さん”の書籍です。
独立開業を目指している方はもちろん、資格取得のため勉強中の方…、税理士業界で働くすべての方におすすめです。(特に現在の税理士業界に違和感を持っている方…ぜひ読んでください)
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