この記事では、税理士事務所への転職活動はいつすべきなのか?求人が多い時期はいつなのか?についてまとめています。
繁忙期は業務が忙しく採用活動や面接に充分な時間を割けないため、繁忙期が終わる時期に合わせて採用活動を本格化させるのはあるあるです。
税理士業界は、繁忙期(11月頃~5月)よりも、閑散期(6月~11月頃)の方が採用活動は活発でしょう。『税理士試験が8月、合格発表が12月上旬』という業界特有の事情もあるため、合格発表の結果を待ってから転職活動を行う人も多いでしょう。
そしてそもそも税理士業界は人出不足で売り手市場の業界です。繁忙期だから…なんて言ってられないほど人手が足りていない事務所もあるでしょう。
詳しく解説していきたいと思います。
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目次
税理士業界の繁忙期と閑散期
税理士業界の繁忙期は『11月頃~5月』です。
とはいえ、顧客属性によって繁忙期であっても様々です。法人顧客ばかりの事務所と個人顧客ばかりの事務所では、繁忙期の中でも特に忙しい!という時期は異なります。
✔ 年末調整(12月~1月):法人クライアントからお願いされます。10月頃からアナウンスを始め1月に完了します。
✔ 法定調書の作成と償却資産税の申告(1月):クライアントの法定調書と償却資産税の申告書を作成し提出します。1月中に提出します。
✔ 個人の確定申告(2月~3月中旬):毎年2月16日~3月15日までの間に確定申告書を作成し提出します。法人の代表者・個人事業主・個人などから依頼されます。
✔ 決算(5月に申告が多い):法人クライアントの事業年度末日の翌日から2ヶ月以内に決算書を作成し提出します。決算月は法人によって様々ですが3月が多く、2ヶ月後である5月に行います。
9月決算の法人クライアントが多ければ11月から忙しくなり、12月1月は年末調整や法定調書・償却資産税の申告に追われ、2月3月は確定申告、3月下旬に一息ついて、再び3月決算の法人クライアントの申告業務。
といったように、11月~5月が繁忙期であると言われています。
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(本当は)繁忙期は採用側も転職者も忙しい
採用する側の事務所も転職する人も皆、基本的に繁忙期は忙しくしています。
採用する側は、エージェントとのやり取りや履歴書チェック・面接したりする時間を充分に確保することができません。なんとか採用にいたったとしても、入社してきた社員の育成やフォローなどに時間を割く余裕もありません。そのため「繁忙期が終わってから求人を出そう」と考える事務所が多いです。
とはいえ、人出不足であればなおさら『即戦力になってくれるだろう』という人材は、繁忙期であっても採用活動をしたり入社を促すパターンもあります。
また、繁忙期が明けるまで待ってられない!という事務所や、採用活動をする所長や管理職は実務をあまりしないので時間に余裕がある。という事務所もあります。
そういった事情で、繁忙期であっても採用活動をおこなってる事務所もあります。
一方、転職者もまた繁忙期は忙しくしています。(未経験者が別業界から転職してくる場合や、現在就職していない人が就職活動する場合は別ですが…。)
履歴書や職務経歴書を作成したり、求人をチェックし調べたり、面接対策や実際の面接に行く時間が充分に確保できないことでしょう。採用する側と同じく「繁忙期が終わったら転職するぞ!」と考える人が多いです。
しかし中には、繁忙期の働き方がブラックすぎて、繁忙期だからこそ辞めたくなっている人もいるでしょう。今の仕事の責任が…引継ぎが…とか関係なく「今すぐ辞めたい!辞めてやる!」というパターンです。
繁忙期は、採用する側も転職者も互いに忙しいことを理解してか、求人も少なく転職活動をしている人も少ない傾向にあります。
しかし、個々の事情により繁忙期であっても、採用活動をおこなっている事務所もあります。
転職は『縁とタイミング。そして情報戦』です。
「エージェントに登録して求人を見てみる」ことはやっておいて損はありません。
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求人が多いのは『閑散期・8月・12月』
税理士業界の求人募集が多くなるのは、基本的には『閑散期(6月~11月)』です。
また、税理士試験受験生を狙って『8月(試験終わり)・12月(合格発表あたり)』に募集をかける事務所もあります。
転職を考えている人は、試験の有無に関わらずその時期に合わせて活動するのがベストです。そのためには『閑散期・8月・12月の少し前』に登録をし、履歴書・職務経歴書等の準備が必要です。
繁忙期に転職活動し、明けると同時に転職するパターンも
『閑散期・8月・12月』に求人が多いという王道に乗った転職活動をするのも良いですが、繁忙期に転職活動をし、繁忙期明けに転職するというパターンもあります。
繁忙期は転職者も忙しいので、転職活動のライバルが少ないです。繁忙期明けは求人も増えるのですが、同時に退職者や転職希望者も増えるのでライバルは多くなります。
繁忙期に転職活動し繁忙期明けに転職すると、閑散期の比較的穏やかモードに時期に転職できるという利点もあります。
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そもそも人出不足で超売り手市場だから年中採用活動している
ここまで繁忙期が閑散期が…といってきましたが、税理士業界はそもそも人出不足で売り手市場の業界です。
独立開業していく税理士や事務所を転々とうつる人、別の業界に羽ばたく人もたくさんいます。人出不足なうえに、転職が非常に盛んな業界なのです。
そのため、繁忙期であろうと採用活動をおこなっている事務所はたくさんあります。
>>【なぜ?】税理士事務所は離職率が高い!転職する人が多い!
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転職は『縁×タイミング×情報戦』である
そして転職は『縁×タイミング×情報戦』です。
求人の多い閑散期でなく繁忙期に活動した転職先が、あなたの理想の税理士事務所かもしれません。閑散期を待って転職活動を先延ばしして1歳年を取ると、転職に不利になるかもしれません。
また、転職活動といっても色々あります。エージェントに登録したり求人情報を見たり、情報量は多いに越したことはありません。求人情報を見るときの目も養われるでしょう。
結局いかに求人が多いかよりも、あなたに合った転職先に出会えるかどうかが、転職の成功に繋がります。「閑散期の方が求人が多い」ということを認識したうえで、時期はあまり気にせず転職活動するのも良いでしょう。
>>『転職』はリスクがあるが『転職活動』にリスクはない|転職活動のススメ
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詳しい比較は別のブログでまとめていますので、良ければご覧ください。↓
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