『ひとり税理士』。
ネット界隈でこの言葉をよく見かけるようになりましたよね。
”井ノ上陽一さん”のご活躍と、最近増えてきている”井ノ上チルドレン”の発信力・ご活躍によるおかげでしょうか?
『ひとり税理士』メリットデメリットや、独立開業後にどこを目指すのか、考えてみたいと思います。
私の旦那も現在、ひとり税理士です!
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『ひとり税理士』とは?
『ひとり税理士』とは「ひとりで税理士事務所を運営している税理士のこと」で、具体的にはこのような税理士を言います。
- 雇われない
- (従業員を)雇わない
- お客さんの対応もすべて税理士本人がおこなう
『ひとり税理士』については、正直私のブログ記事を読むよりも”井ノ上陽一さん”の書籍を読んだ方が良いのですが…。
ネットでポチっても届くまで時間が少々かかるので、届くまでの待ち時間まずはこの記事も読んでみてください。
独立開業を目指している方だけでなく、税理士業界で働くすべての方にオススメです!
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『ひとり税理士』の魅力・メリット
まずは『ひとり税理士』の魅力・メリットについて考えていきたいと思います。
税理士自らが担当する・担当者が変わらない
大手(中堅)税理士法人に頼むと、所長本人ではなく担当者が担当します。それによってこのような問題が発生します。
- なにかあれば「所長に確認します」と時間がかかる
- 担当者が辞める可能性がある
- 担当者によって経験やスキルが全然違う
- 担当者との相性が合わない可能性もある
- 資格がない担当者の場合もある
- なんとなく責任感がないように感じる
雇われサラリーマンは『労働時間を提供して給与をもらう』ために働いているに過ぎず、「仕事に対する意識も低く、なにかあれば転職すれば良いや。」という人が一定数は存在します。
税理士業界だと特に「自分の試験勉強や大学院が最優先。辞める人も多いし自分もすぐ辞めるし・・・」といった担当者も多くいます。
その反面『ひとり税理士』の場合は、税理士自らが担当しますし、自分の売上に直結するので一生懸命です。
「いざとなったら会社辞めればよいや」という感覚では成り立ちません。従業員を雇っていないので、担当者がコロコロ変わる心配もありません。
お客さんにとって大きなメリットであるといえるでしょう。
お客さんのことをしっかり把握するため信頼関係を築きやすい
『ひとり税理士』はお客さんとの関係を、最初からすべて自分だけで作り上げます。
- はじめに会ってニーズを聞き出すところ
- 顧問契約を結ぶ
- 打ち合わせ
- 顧問料の請求や支払いの確認
- 一連の入力作業や決算書作成業務
- 提案やアドバイス
- 成長を近くで見続ける
税理士法人に任せると、作業の一部を事務員さんがおこなうことがよくあります。
『ひとり税理士』の場合は些細な業務もすべて自分でおこなうため、お客さんのことをしっかり把握することができます。
そのため、信頼関係が築きやすいです。
長い付き合いができる
担当者がコロコロ変わることがなく信頼関係も築きやすいため、長い付き合いができます。
合わない相手であればそれを負担に感じる場合もありますが、そこは互いの意思で顧問契約を解除することも可能であるとして、長い付き合いができる点はメリットであると考えられるでしょう。
勤務日数・勤務時間などに縛られず、自分のペースで仕事ができる
従業員を雇うと、勤務日数や勤務時間などを定めなければなりません。
「今日は子供のお迎えがあるから15時に切り上げよう」「昨日飲み過ぎたから午前中は休もう」「家族旅行に行きたいから平日3日休んで、土日に仕事しよう」といったことも、誰かに報告する必要もありませんし、誰かの許可を取る必要もありません。
従業員の雇用や退職に振り回されない
いざ従業員を雇うことになったとして、その従業員が理想の働き方をしてくれなかったり性格が合わなかったり、様々な可能性があります。突然退職を申し出る場合もあります。
任せていた業務が、従業員の退職によってすべて自分に降りかかってきて一時的にパンクしてしまう可能性もあります。
そういった、従業員の雇用や退職に振り回されずにすみます。
従業員に給与を支払う必要がない
従業員を雇うということは「従業員に給与を支払い生活を守る」責任が生じます。
長く働いてもらうためには給与も上げていく必要があり、そのためには事務所を拡大し続けなければなりません。
『ひとり税理士』の場合は、自分のワークライフバランスが最も良いバランスの段階で仕事をセーブすることもできます。背負う責任が少なく済みます。
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『ひとり税理士』の問題点・デメリット
続いて『ひとり税理士』の問題点とデメリットを考えてみます。
体長不良でも休めない(代わりがいない)
一番心配なのはこの部分です。
税理士法人であれば、体調不良等で長期休暇を取ったり突然退職する場合でも、代わりに誰かが引き継いでくれます。
しかし『ひとり税理士』は、自分でなんとかしなくてはなりません。お客さんに大迷惑がかかります。
全責任・全判断が自分にふりかかる
税理士法人で働いているときは、なにか問題が起これば上司や所長が登場して解決したりしてくれますし、困ったことがあれば最悪投げ出してしまうこともできてしまいます。
しかし『ひとり税理士』の場合はそうはいきません。すべての判断や責任が自分にふりかかってきます。突然逃げ出すこともできません。
責任感をもって仕事に取り組むことになりますが、それがお客さんにとってはプラスに感じられるでしょう。
孤独
経営者や『ひとり税理士』は孤独です。
悩んだ時に相談する職場の仲間もいませんし、腹がたったときに愚痴を言いあう同僚もいません。
誰もいない事務所に毎朝自分で鍵を開けて出社し、自分で鍵をかけて退社します。「おはようございまーす」「お疲れ様でーす」と声を掛け合う人もいません。仕事の電話以外、誰とも話さず過ごす日もあるでしょう。
想像するとちょっと寂しいですね。。。
お客さん自身にしてもらう業務もある
ひとりで業務をおこなっていくには、限界があります。
できるだけコスパの良い仕事を選ばないと「薄利多売」「忙しいだけでお金にならない」という結果に陥ります。
領収書貼りや会計ソフトの入力などの記帳代行業務は、できるだけお客さん自身におこなってもらう(場合によっては断る)ようになります。
お客さんによってはそういった業務もすべてお願いしたい人もいるでしょう。
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最後に、『ひとり税理士』としてやっていくには?
『ひとり税理士』してやっていくには、何を意識すれば良いのでしょうか?
頼れる人を見つけておく
『ひとり税理士』とはいえ、困ったときに助け合える人と繋がっておくことは大切です。
- 社会保険労務士・司法書士・弁護士などの士業を営む人
- 業務がパンクしそうなときに手伝ってくれるパートさん
- ちょっとした手伝いをしてくれる家族
- 同じように『ひとり税理士』の仲間
ネットリテラシー(IT知識)を高める
これからの時代はネットリテラシー(IT知識)は必須です。
事務所経営にとってももちろん、お客さんにとっても大切です。
例えば新規集客も、WEB集客がおすすめです。(WEB集客については詳しくは別記事でまとめていますので、よければご覧ください。)
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ゴール・目標を考えてみる
『ひとり税理士』としての目標・ゴールを考えてみましょう。もちろん、のちのちの目標変更は全然ありです。
- 生涯現役プレイヤーで働き、お客さんの役に立ち続けること
- とにかく稼いで稼ぎまくること
- 週3・4程度の仕事でプライベートを重視すること
- 仕事と家庭をバランスよくこなすこと
- 書籍やセミナーなど、有名な税理士になること
- 不動産収入や株での配当・ブログでの不労所得など、FIRE目指して働くこと
『ひとり税理士』は縛られない生き方なので、夢がありますね。まさに「十人十色」ですね。
皆さんのご活躍を期待しています!
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