資格・試験のこと

簿記の勉強、簿記資格を取得する10のメリット

この記事では、簿記を勉強するメリット・簿記資格を取得するメリットをまとめています。

簿記(日商簿記試験)は、年間で累計50万人以上が受験する人気の資格試験です。

100点満点で70点以上が合格で、1級の合格率は10%前後、2級は20%前後、3級と初級は40~60%くらいになっています。1級を除けばそれほど難易度が高いわけではなく、3級は1ヶ月・2級は3ヶ月勉強すれば合格ラインに到達できるとも言われています。

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簿記資格を取得するメリット

①就職・転職に活かせる

簿記は、企業活動全般・ビジネス全般に役立つ知識であるため、希望する職種で直接簿記の知識が活かされなくとも、資格を有していること自体が評価されて、就職・転職の際に有利にはたらくこともあります。

そして経理職や会計事務所への就職であればもちろん、一般事務への就職でも簿記資格や知識・経験が必要な場合があります。

✔ 資格の有無は問わないが、知識・実務経験が必要
✔ 未経験可であるが、簿記資格が必要
経験者であり簿記資格が必要

就職先によって、知識・経験・資格のどれを重要視しているかは異なってきます。

知識・実務経験がある人であれば試験対策をすれば試験には合格できるので、資格を取得するほうが有利でしょう。反対に実務経験がなければ、簿記資格を取得したからといってすぐに業務に活かすことは難しいので、経験者を募集している企業には採用されにくいかもしれません。

また、一般事務であれば簿記3級程度でも有利になりますが、経理職や会計事務所への就職に効力を発揮するのは2級からです。就職・転職に役立てたい場合は簿記2級の資格取得を目指しましょう。

②専門性が身に付く

「①就職・転職に活かせる」とやや重複しますが、専門性が身に付きます。

経理部や会計事務所の仕事は、専門性が高いです。未経験かつ勉強をしていない人を、一から教えるなんてことはまずしないでしょう。「まずは自分で勉強してください」が基本です。簿記の知識や実務経験が必要です。

そういった経理や会計の専門性を身に付ける基本となるのが簿記です。

③会社経営や起業の際に役立つ

会社経営や起業、いま話題の副業でもですが、自分で売上を生み出すようになればお金の管理(帳簿)や確定申告が必要になります。

17世紀のフランスで大不況により倒産が相次いだため、『会社倒産時、裁判所に帳簿を提出できなかった者は死刑に処す』という法律が制定されたことがありました。

✔ 帳簿や決算書(つまり簿記)はそれほど大事
✔ 倒産を防ぐには、正しい記帳と決算書作成(つまり簿記)が不可欠

ということです。

起業や独立・会社経営するならば、簿記の知識は絶対必要である。といえるでしょう。

>>簿記ができないと死刑?!~簿記の大事さを知ってヤル気を出そう!~

④昇給に有利

③で「会社経営や起業の際に役立つ」と言いましたが、会社経営も起業もするつもりがないサラリーマン志向の方、昇給にも有利になります。

簿記の知識や資格があると、経理部に部署異動するという選択肢もあがってきますし、もし役員など経営サイドに立つには簿記の知識が必要です。会社経営がどうなっているか、数字を読めないといけないからです。

勉強し資格を取得することによって、昇給に有利に働く場面もあるでしょう。

企業によっては資格手当を出す企業もあります。

  • 日商簿記1級:1,000円~7,000円/月
  • 日商簿記2級:1,000円~5,000円/月
  • 日商簿記3級:なし

簿記の資格を評価している。ということですね。

⑤他の資格取得へのステップになる

簿記の資格は、他の資格取得へのステップになります。

税理士・公認会計士・医療事務・中小診断士・宅建士(宅地建物取引士)・FPなど

他の資格取得を考える際に、まずは簿記資格の取得を目指すのも良いでしょう。

⑥金額・数字に強くなる

簿記を勉強していると、「10,000,000円=1000万円」や「1,000,000円=100万円」など、金額をたくさん見ます。また、金額は3桁ごとにコンマ『,』を付けます。

今まで「いち、じゅう、ひゃく、せん、まん…」みたいに数えていた人も、サッと金額が読めるようになるでしょう。

金額ばかりを見ることによって、数字にも強くなるでしょう。

⑦「経営の3言語」の中の1つである

ビジネスのためには『3言語』必要であると言われています。

✔ 自然言語(母国語・英語)
✔ プログラミング言語(IT・パソコン)
✔ 会計言語(簿記)

グローバル化に伴い「英語」、IT化社会に伴い「パソコン・ITスキル」、経営や経済の基本となる「簿記」が、ビジネスには欠かせないと言われているのです。

その中の1つに簿記が含まれています。「簿記を知らない」は、「英語ができない」「PCが苦手」に匹敵するのです。

小学生から、英語やプログラミングの授業が始まっているように、簿記(会計)知識も早いうちから身に付けておくべきことだと言えるでしょう。

⑧株(経済)に強くなる

簿記では、株式会社について学習します。決算書・財務諸表の数字を読み取れることによって、株・経済に強くなります。

老後2000万円問題やFIREが話題になっているなか、株式投資などの資産運用を行う人が増えてきています。

株式投資に簿記の知識が必要!というわけではありませんが、知識を活かすことができるでしょう。

⑨お金を2つ以上の視点から見れるようになる

通常、自分がお金を使った場合、片方の立場でしかお金の動きを考えませんよね。

  • 収入が〇〇円だった
  • 支出が〇〇円だった
  • モノが安く買えた
  • 銀行の利息が〇〇円ついた

など、自分主体でお金について考えていると思います。

しかし簿記の勉強は、「A社・B社」など2社共に考えることも多く、お金の動きも「借方・貸方」と2つ同時に考えます。

簿記を勉強していくうちに「自分が払ったお金がA社の売上になって…」「自分が買った商品はB社がA社から仕入れたモノで…」みたいに、幅広い視点で経済活動を見ることができます。

⑩お金に興味をもつ

「簿記の勉強をするからお金に興味をもつのか、お金に興味があるから簿記の勉強をするのか・・・」。なんだか「卵が先かニワトリが先か」みたいですが、簿記の勉強をするとお金に興味を持つようになります。

当たり前のように税込み表記になっている商品を見て、「商品価格が〇〇円で、消費税が〇〇円かー」とか考えたり、家計簿を付けて分析するようになったり・・・

お金に興味をもつようになります。

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簿記の勉強方法を紹介

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