私の旦那は30代開業税理士です。
家では週5くらいでTVを見ながらビールを飲んでいるのですが、誘われた飲み会によっては、何日も前から行きたくないとグチグチ。帰ってきて翌日までグチグチ。
開業当初は「お酒から仕事に繋がるかもしれない!」と、イヤイヤながらにお酒の場に顔を出しており、その延長で今も飲みの場に参加しているのですが、
付き合いで行く飲みは楽しくない。美味しいご飯も美味しくない。
ってか行きたくない。
とゆーか、行く必要ない。
と言っている時もあれば、
「あの飲み、行ってよかった~楽しかった~」と言っているときもあります。
何が違うのか?
違いを分析し、ムダな飲みとムダじゃない飲みを仕訳していきたいと思います。
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目次
開業税理士にはこんな付き合いが多い
開業税理士になると、勤務税理士時代のような”社内の飲み”はなくなります。
しかし、以下のような付き合いの飲みがあります。
お客さんからの誘い(1対1・企業の飲み会に参加)
お客さんに誘われます。1対1で「お世話になってます。いつもありがとうございます」の飲みです。
美味しいお店をお客さんが選んでくれて、会計もお客さんがしてくれます。
打ち合わせの日に合わせて事前に誘われる場合もあれば、当日「今日このあと行けますか?」みたいに誘われることもあります。(その場合、アポが午後以降になりがち)
また、お客さんの会社の飲み会(忘年会など)に誘われることもあります。飲食店やホテルの宴会場など、規模は様々です。
税理士のほかに弁護士や銀行員など、選りすぐりの人材が選ばれて参加します。
ゲストなので自己紹介や一言挨拶させられたり、飲み会ギライの人からしたら「めんどくさい」と感じるでしょう。さらには会費制であることが多いので(無駄な?)出費も増えます。
「誘われたくない・行きたくない」と思うかもしれませんが、誘われないのもある意味ヤバイです。
お客さんにとって「誘いたくないヤツ」かもしれません。
経営者の集まりの飲み
「〇〇クラブ」とか「〇〇の〇〇」みたいな経営者の集まりの飲みです。
一度入会すると、定期的に開催される宴会に参加し、『年会費+毎回の宴会参加費用』を支払う必要があります。
お客さんに入会を誘われたり、銀行や保険募集人などから誘われる場合もあります。
一度入会するとすぐには退会しにくいので、入会は慎重に判断したほうがよいでしょう。費用対効果が低く感じるかもしれません。
銀行や士業の人との飲み
付き合いのある銀行員・士業・保険代理店募集人などとの飲みです。お客さんを紹介しあったりする相手方です。
お客さんも一緒だったり、お客さん関係なく飲みに行くこともあります。
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税理士は『付き合い飲み』が必要な業種ではない
社会人になると「仕事の付き合いで~」とか「飲みで仕事もらえるかも~」とか、「この前ご馳走になったしな~」とか「よく飲みに行くしな~」とか、本来の仕事とは関係のない部分の大人の事情や忖度が現れたりしますよね。
税理士には『付き合いの飲み』は必要なのでしょうか?有効的なのでしょうか?
私の思う結論はこうです。
税理士は、対お客さんとの付き合いの飲みは不要!
例えば飲食店経営者が、自分のお店に食べにきてほしいと思うとします。とある飲み会に参加して「うちのお店で宴会してくださいよ~」と営業をかけるとします。
おそらく、お店に来てくれると思います。
なぜなら単発のお付き合いだからです。飲み代を払って食事と空間を提供されるからです。「ちょっとした知り合いのお店だからね~、付き合いで行きましょかね~」みたいな展開はありがちです。
例えば保険代理店募集人が、飲み会で「僕から保険入ってくださいよ~、お客さん紹介してくださいよ~」と営業をかけるとします。
なかには、保険に入ってくれる人・お客さんを紹介してくれる人がいると思います。
なぜなら単発だからです。保険は誰から入っても同じだからです。長いお付き合いになる可能性もありますしどんな提案をしてくれるかも募集人それぞれですが、「保険に入ればいいんでしょ。はいはい、付き合いで入りますよ。」みたいな展開もあるあるだからです。
他にも例をあげだしたらキリがありませんが、以下のような場合は『付き合いの飲み』が新規顧客開拓に有効であると思います。
- 単発である(長い付き合いにならない)
- お客さんにとって、払ったお金に対して受けとれるものが明確
- 誰から購入しても同じモノ
など。
お客さんも「それなら知り合いにお願いしようかな~」となりがちです。
しかし、お客さん自らの意志で選択して「知り合い」に頼む場合は除きますが、付き合いで選ばれる場合「仕方なく・1回くらいなら…」みたいに選ばれているケースも多くあります。
税理士はそうであってはいけないと思います。
そもそも単発ではなく『長い付き合い』になるでしょうし、『付き合いで選ばれる』税理士ではなく、お客さん自らの意志で選択される税理士であるべきだと思います。
良いこと言ったのでもう一度言います。
『付き合いで選ばれる』税理士ではなく、お客さん自らの意志で選択される税理士であるべき
です。
飲みの付き合いが悪くても、ゴルフに全然参加してくれなくても、雑談を全然してくれなくても。
本業に関して、価値のある仕事をこなしてくれる税理士であれば良いのです。
付き合いで税理士を選ぶお客さんは、少々めんどくさいお客さんも多いです。付き合いの良し悪しで税理士を選ぶお客さんではなく、本業を見て選んでくれるお客さんに選ばれたいですね。
どの税理士に頼むかで、お客さんの未来も変わります。
付き合いの良し悪しで選んでほしくないですね!
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【仕訳】ムダ?ムダじゃない?
既に一部結論を言ってしまっていますが、ムダな飲みとムダじゃない飲みを仕訳していきたいと思います。
これはムダ!
- 付き合いでお願いしてくれるお客さんを探すための飲み
- 付き合いで顧問契約が継続されているようなお客さんとの飲み
- よくわからん飲み会
- 苦痛な飲み
- 楽しくない飲み
↑これらの飲みでも、開業したての頃など「なんでもいいからお客さんを取りたい!」スタンスのときは、ムダだなんて言ってられません。
我慢して行ってみると仕事に繋がる可能性はもちろん増えます。もちろん”飲み”だけに頼らず、他の集客手段も同時に育てましょう。
これはムダじゃない!
ムダじゃない飲みもあります。
- 銀行・士業など、カタイ紹介をしてくれる人
- 楽しい飲み
これらは言わずもがなですが、行った方が良いです。
最後に
以上、『税理士に付き合いの飲みが必要なのか?』でした。
その飲みの場を「付き合い」って言ってしまうような飲みや、「目的が意に反する」飲みは、断捨離してしまってよいと思います。
飲みを断捨離しても、お客さんが付いてきてくれるような本業スキルを磨きましょう。
とはいえ断捨離することによってお客さんとの関係が悪化したり、顧問契約が切れてしまったりする可能性がある場合は、生活に支障がないレベルに達するまでは・・・付き合いの飲みも頑張りましょう。
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