士業で独立開業する場合、どこで開業するか迷いますよね。
自宅兼事務所でしたら初期費用は格段に抑えられます。事務所を借りると初期費用・ランニングコストも多くかかります。レンタルオフィスはどうでしょうか?
それぞれの特徴についてまとめたいと思います。
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『自宅で開業』のメリットデメリット
初期費用・ランニングコスト共に抑えられることが最大のメリットである「自宅で開業」ですが、他にはどのようなメリットデメリットがあるのでしょうか?
メリット
初期費用・ランニングコストが抑えられる
事務所を借りる敷金・礼金、月々の家賃や光熱費・ネット代が抑えられます。
また事務所を借りると、しっかりした机や椅子・本棚や複合機などの備品の購入が必要ですが、自宅ですと最低限の準備で始めることができます。
通勤の時間・コストの節約になる
通勤する必要がないため時間を有効に使えますし、通勤に必要な費用もかからないため、時間と費用の節約になります。
自宅の家賃・光熱費の一部を経費に入れられる
自宅の一部を事務所として使用することで、家賃や光熱費の一部を経費として計上することができます。
感染症対策になる
満員電車やビルの共有施設(トイレなど)を使用しないため、感染症対策にもなります。
家事・育児と両立できる
すき間時間や休憩時間に、家事・育児をすることができます。
デメリット
公私の区別・メリハリがつけにくい
仕事とプライベートのオンオフが付けにくくなります。
服を着替える必要もなく、テレビや睡眠の誘惑もあります。子供がいる場合は子供が部屋に入ってきて集中できなかったりします。
事務所としての信用が低くなる
自宅を事務所にしていると、事務所としての社会的信用が低くなることがあります。
しっかりとした事務所を構えている方が、信頼されます。
来客対応が難しい
来客に対応するスペースを用意することが難しい場合があります。
また家族や子供が在宅していて声が聞こえたり、仕事に関係のない自宅の中を見られてしまうことにより、仕事に支障をきたす場合もあります。
従業員を雇いにくい
事務所を拡大したい時やパートさんに来てもらいたい時、自宅だと従業員を雇いにくいです。
スペース的な問題もありますし、従業員自身も自宅のトイレや洗面所を利用するのは少し抵抗があります。
自宅・職業が知られてしまう
名刺やホームページに事務所所在地を載せると、自宅が知られてしまうということになります。
また自宅に表札や看板をつけると、近所の人に職業が知られることになります。
(賃貸等などの場合)法人登記できない場合もある
賃貸物件の場合は、法人登記してはいけない場合があります。(追加で費用を支払う必要がある場合もあります。)
管理会社やオーナーに確認が必要です。
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『事務所を借りる』のはどうか?
メリットデメリット
事務所を借りる最大のメリットは『対外的な信用が得られること』であり、最大のデメリットは『費用面』です。
自宅で開業することと反対のメリットデメリットがあります。
費用はどれくらいかかるか?
『事務所を借りる』と、初期費用とランニングコストがかかります。
どんな費用がかかるのでしょうか?
(例)家賃7万円、管理費(共益費)3万円くらいの規模のオフィスと仮定して計算してみます。
初期費用
- 敷金・礼金・保証金:だいたい家賃の半年分くらい(50万円)
- 家賃・管理費(共益費):前払い2ヶ月分:(20万円)
- (来客用含む)机・椅子・本棚:(30万円)
- PC・コピー複合機など:(30万円)
ここまでの合計で120万円です。他にも、もろもろ備品や事務用品などを用意するとすると、150万~200万円は準備しておきたいですね。
毎月のランニングコスト
- 家賃・管理費(共益費):10万円
- ネット代・光熱費:2万円
自宅で開業する場合にはかからない費用が多くかかります。
その代わりに「会社としての信用が得られる・来客対応できる」などのメリットも多くあります。
資金繰りや今後事務所をどうしていきたいかなどを考えたうえで、検討しましょう!
『レンタルオフィス』はどうか?
では『レンタルオフィス』はどうなのでしょうか?
(※各レンタルオフィスによってサービス内容は異なります)
- 一等地のビルであることが多く、アクセス便利で信用も得られる
- 机・椅子などの備品が初めからある
- インターネットも含まれている
- 複合機なども共有で利用できる
- 来客用の個室も借りられる
- 電話をつなぐサービスや、不在時の宅急便の受け取りサービスもある
アクセス便利な一等地のビルに入っていることが多く、サービスの質も高いです。料金の割に部屋の面積が狭く定員が決まっていたり、壁が薄かったりするという欠点があります。
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