顧問税理士を探している方、現在の顧問税理士に違和感を感じている方、また税理士として日々業務に励んでいる方・・・。
若手税理士・ベテラン税理士であることの魅力ってなんだと思いますか?
それぞれならではの魅力があり、マイナス面があると思います。
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目次
年齢別にみた「税理士」の数
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | 80代 | |
税理士全体 | 0.6% | 10.3% | 17.1% | 17.8% | 30.1% | 13.3% | 10.4% |
開業税理士 | 0.1% | 5.0% | 13.5% | 18.1% | 35.4% | 15.4% | 12.0% |
税理士業界は超高齢化が進行しています。税理士資格を取得するのに時間がかかったり、若手の受験者数が減っていたりしていることが原因です。
それに伴って開業税理士も高齢化が目立ちます。60代が一番のボリュームゾーン、続いて50代・70代・40代…というところです。
資格取得後、実務経験を積んでから40代・50代で開業するというパターンが多いです。 (実際は引退モードの税理士や登録だけしている税理士も、開業税理士の数に含まれています。)
20代は「超々若手」、30代・40代も「若手」、50代でも「若め」と言えるでしょう。
20代・30代の税理士は、超貴重です。
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『若手税理士』のメリット
まずは『若手税理士』のメリットを見ていきたいと思います。
フットワークが軽い
「若い」と体力・行動力もありますので、フットワークは軽いです。
同じ目線で熱心に対応してもらえる
「ベテラン税理士」によくある”上から目線”での対応もなく、経営者と同じ目線にたって熱心に対応してもらえます。
相談しやすい
ベテラン税理士には「こんなこと相談したらうっとうしがられる・めんどくさがられるかもしれない」と思うようなことも、若手税理士には相談しやすいです。
時代に即したITに敏感
若いとPCスキルも高く、WEB関係・ITにも敏感で吸収も早いです。
最新の税制に詳しい
試験勉強などからまだ時間がたっていない税理士も多く、最新の税制について詳しいです。
比較的顧問料が安い
昔は税理士法によって顧問料の規定がありました。『高齢ベテラン税理士』は、その時の顧問料のまま現在に至っているケースが多いため高いです。
若手税理士はそういったことがないため、顧問料が安いことが多いです。
勉強に意欲的である
頭も柔軟で、仕事にマンネリ化していない税理士が多く、勉強に意欲的です。
長い付き合いができる
若いのですぐ引退する心配もなく、長い付き合いができます。
『若手税理士』のデメリット
続いて『若手税理士』のデメリットです。
数が少ないため探しにくい
20代・30代・40代の税理士は、全体の30%以下です。
そのため探すことが困難です。
>>若い税理士を探している方はコチラ(税理士ドットコム)経験が浅い
経験値ではどうしても、ベテラン税理士には叶いません。
見た目が若いため頼りなくみえる(税理士もいる)
見た目が若いと、頼りなく見える場合があります(人によります)。
『高齢ベテラン税理士』のメリット
続いて『高齢ベテラン税理士』のメリットです。
「ベテラン税理士」はそもそも実際の顧客対応はせず、社員達のマネジメントをしているケースがほとんどです。
外見は『ベテラン(風)』でも、中身は『ベテラン』ではないかもしれません。
経験がある
ベテラン税理士の最大のメリットは「経験」です。
実務上の落としどころを知っている
過去の経験より、答えが明確に決まっていない場合の落としどころを知っています。
見た目に貫録がある
歳を重ねていると、見た目に貫禄があります。金融機関との均衡など、第一印象は有利です。
安心感がある
「ベテラン」になるまで税理士として働いてきたという、安心感があります。
とんでもないミスや間違いを起こすことはまずないでしょう。
『高齢ベテラン税理士』のデメリット
『高齢ベテラン税理士』のデメリットです。
廃業リスク
後継ぎがいない場合、廃業してしまうリスクがあります。税理士が遺言の公証人になるケースがありますが、依頼者より先に亡くなってしまう可能性があり頼めない、ということもあります。
上から目線
ベテランになると、どうしても”上から目線”である税理士が多い傾向にあります。
最新の税制やIT知識に疎い
最新の税制やIT知識・スキルは、若手税理士の方が敏感です。
新しいことに挑戦する姿勢がない
今までのやり方やスタイルを変えることをあまりしません。
仕事がマンネリ化している
数十年同じ仕事を続けていると、マンネリ化してしまう税理士が多いです。仕事が作業と化し、若手税理士のように熱意がない可能性が高いです。
比較的顧問料が高い
昔は税理士法によって顧問料の規定がありました。『高齢ベテラン税理士』は、その時の顧問料のまま現在に至っているケースが多いため高いです。
フットワークが重い
税理士に限らずですが、歳を重ねるとフットワークは重くなる傾向があります。
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「若手税理士」の需要が増えている?
最近は「若手税理士」の需要が増えてきています。
ベンチャー企業の若手社長やフリーランス・新たに開業する若手経営者などは特に、『高齢ベテラン税理士』を避ける傾向にあります。
そもそも経験値以外の面では、『若手税理士』の方が魅力的な点が多いです。
若い顧客も若手税理士を好み、年配の顧客も若手税理士を好みます。
しかし若手税理士の数は少ないので、見つけることが困難です。「税理士ドットコム」などを使って若手税理士を探すことも1つの手段です。
《おまけ》おすすめ書籍
経営者・個人事業主・フリーランスの方におすすめ、”井ノ上陽一さん”の書籍です。
ぜひ一度読んでみてください。
こちらは独立開業を目指している方はもちろん、資格取得のため勉強中の方…、税理士業界で働くすべての方におすすめです。(特に現在の税理士業界に違和感を持っている方…ぜひ読んでください)
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