税理士(税理士業界で働く人)ってお金の専門家だし、お金のことばかり考える仕事だし、なんとなく『お金に細かそう』ってゆーか『お金にうるさそう』『ケチそう』というイメージありませんか?
実際どうなのか?
私の旦那と、旦那が今までに出会ってきた人の話から、ケチ度を分析していきたいと思います。
目次
『ケチ』の基準と定義
しかしどのレベルで『ケチ』となるのか、その基準はそれぞれですよね。
もう「自分でそう思ったら。誰かにそう思われたら。誰か陰で言われたら」、『ケチ』だと認められるということにしましょう。(※世間一般でも「ケチ」ってそういうものだと思います。)
【ケース1】ケチ以前に、そもそもお金がない
税理士事務所で働いている同僚の多くは、税理士の卵です。税理士試験勉強中の人です。
私の旦那もそうでしたが、税理士試験勉強中期間は薄給です。仮に30代であっても、300~400万円台の年収で働いている人はたくさんいます。
未経験者の場合:年収300万~350万
実務経験3~5年・科目合格者の場合:年収400万~
税理士の場合:年収500万~
さらに予備校代や大学院代、参考書や書籍などにお金が必要なため、自由に使えるお金がそもそも少ない人が多いです。
実家暮らしならともかく、1人暮らしや結婚している場合は、お金に余裕がない人も多くいるでしょう。
『ケチ』『お金に細かい』とかでなく、単純に『お金がない』ケースです。
税理士試験勉強中の旦那は、仕事帰りに同僚と、コンビニで缶ビールとつまみを買ってそのへんで飲んだり、高架下の立ち飲み屋で会計1500円/1人。みたいなことを何年もしていた生活でした。
【ケース2】勤務税理士もそんなに高級取りではない
税理士試験勉強中の人が『お金がない』のはわかりましたが、では『税理士資格を保有している場合』はどうなのでしょうか?
事務所によって様々ですが、『勤務税理士』であっても役員やパートナーでない限り、それほど高収入ではない場合が多いです。
未経験者の場合:年収300万~350万
実務経験3~5年・科目合格者の場合:年収400万~
税理士の場合:年収500万~
実際に旦那が資格を取れたあとの年収、また周りの税理士の年収は、500万~800万くらいのイメージでした。
資格保有者はいつ独立開業するかわからないし、顧客を持って行かれるリスクもありますから、できるだけ給料を払いたくないんです。(本音)
奥様が専業主婦であったりする家庭だったり子育てにお金がかかると『余裕がある』っていうレベルではないですよね。(むしろ足りない。)
ちなみに周りの結婚している税理士のご家庭は、『試験勉強中から付き合っている』『試験勉強中に結婚した』というケースが多かったです。
給料が低い時から知り合っているからか「奥様が財布を握っている」家庭がほとんどでした。
年収が高いときに出会っていたら、奥様に財布を握られるケースは減りそうな気がします(想像)
奥様が財布を握るとなると、小遣い制であったり使う額が監視されるため、自動的に『ケチ気味』になりますよね。
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税理士のケチなエピソード
ここまで『ケチ』というか「お金に余裕がない」ということによって判定できずにいましたが、「お金に余裕があるはず」の人が『ケチ』であったケチエピソードを紹介します。
旦那の働いてきた事務所(3か所)の所長や上司は、7割くらいは『ケチ』だったそうです。
絶対に有料ポリ袋を買わない
とある税理士が「絶対に有料ポリ袋を買わない」人だったそうです。
なんとしてでもカバンに詰め込む。なんとしてでも手で持ち帰る。
もしかして環境に優しい人?疑惑が浮上しますが、所長自ら「絶対に袋にお金出したくない。もったいない。」と言っていたそうです。
ただの意地かもしれませんが、「お金に細かい」「ケチ」だと言えるでしょう。
コインパーキングの時間のために走る
また「コインパーキングの時間のために走る」人もいました。
『15分ごとに100円』みたいなあれですね。
確かにギリギリオーバーで500円くらい高く付いてしまったら悔しいですが、基本的に請求されるがままに支払い「あー高かったなー」くらいで終わりませんか?
わざわざ走ってまで、間に合わせようとするのです。(しかも後輩と一緒に)
ワリカンが細かい(ちょっと端数多めに出しただけで奢った気になる)
あるあるですが「お金に細かい」人は「ワリカンが細かい」です。
まじで1円単位の人もいます。
もしくは、その1円単位を多めに出しただけなのに「端数、出しとくわ~。(ドヤッ)」みたいに奢った感を出してくる上司もいます。
端数多めに出しただけだけの人に「ありがとうございますっ!」なんて言いたくないですよね。
ギャンブルが100円単位
普段ギャンブルをしない「お金にシビアな人」がギャンブルをすると100円単位です。旅行でカジノに行った時、5000円を換金していると驚かれます。
大人の立派な税理士達が「300円が1200円になった!」と大騒ぎします。
カツカレーは食べない
ケチな人は「カツカレー」や「ハンバーグカレー」など、オプション付のカレーは食べません。
シンプルな「カレーライス」しか食べません。
そこに大量の福神漬けをのせて、お腹を満たします。
来客用のティッシュで鼻を噛むな
来客室に置いてあるティッシュで鼻を噛むと怒られます。
「これは来客用です。自分で使うティッシュは持参してください」
ってことです。
給料もやっすいうえに、会社の備品のティッシュで鼻を噛むことさえ許されません。
若いなら地下鉄の1駅間くらい歩け
地下鉄の1駅を電車に乗っていると怒られます。
「若いなら1駅間くらい歩け」
ってことです。
お湯は水道水で沸かせ
コーヒーを飲む時、ペットボトルのミネラルウォーターでお湯を沸かすと怒られます。
熱湯殺菌するのだから、水道水で沸かせってことです。
株主優待のある店でしかランチはしない
もちろん基本は奥様の手作り弁当の人なのですが、弁当がない日は株主優待のあるお店でしかランチしません。そして後輩ももちろんそこのお店にお付き合いするのですが、後輩は優待は使えません。
カップラーメンは必ずPB商品(在庫管理も欠かさない)
事務所に置きっぱなしのカップラーメンは必ずPB商品(プライベートブランド)のカップラーメン(ちょっと安い)です。
コンビニなどで定価で購入することは絶対にしません。
さらに、勝手に誰かが食べないように『在庫管理』も欠かしません。
休日の娯楽もしっかり!フリーパスが得か事前に計算
子供と過ごす休日も、お金へのシビアさは変わりません。
遊園地に行くときは、必ず事前に「フリーパス」が得か「都度チケット」が得かを、シュミレーションして比較します。
さらにそのエピソードを、職場で「都度チケットにして正解やったわ。(ドヤッ)」て教えてくれます。
性格の問題か、職業の問題か
ここまでのエピソードで浮上してくるのが「性格の問題じゃないのか?」問題。
もちろん、言ってしまえば性格の問題です。
しかし『税理士にそういう性格の人が一定数存在する』ということです。
そういう人が『税理士』の職業を選ぶ
「お金」に興味のある人は、金融業界や税理士など、お金にまつわる業界を選びがちです。
中でも特に、証券会社など投資系の会社を選ぶ人は「投資やギャンブル」など『お金を増やすこと(使うこと)』に興味がある人が多く、税理士などは「節税・控除の仕組み」のように『いかにお金を使わないか』に興味がある人が多いです。
つまり『税理士』業界に進む人は
『いかにお金を使わないか』
という性格の人が多いということなのでしょう。(自論)
『税理士』業をしていたら余計にそうなる
そして元々そういう「お金に細かい・ケチ」な性格の人が『税理士業』をしていたら、余計にそういう性格になります。
毎日毎日企業や個人のお金のことを考えて、いかに税金を安くするか・無駄がないかを考えたりしているうちに、どんどんどん「ケチなセンス」が磨かれていきます。
仕事だけにとどまらず、会社の経費・私生活にまで影響が及びます。
つまりケチな税理士は『仕事熱心・堅実』である
ここまで「ケチが悪」のような悪口みたいな内容になっていますが、クライアントに対して『いかに税金を安くするか・無駄がないか』を考えている税理士は、『仕事熱心な税理士』です。
真摯に向き合い、まじめに仕事をしている証です。
会社の経費や私生活においても『堅実』ということです。無駄なお金を使わない、お金にきっちりしている、ギャンブルもしない。ということです。
そのイメージのおかげで住宅ローンが通りやすかったりする
先代税理士がまじめに仕事をしてきた結果築いてきた「堅実(なイメージ)」のおかげで、税理士は住宅ローンが通りやすかったり、クレジットカードが通りやすかったりするのかもしれません。
『ケチ』な上司や先輩に、感謝しましょう。
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最後に
この記事の内容は、実際のエピソードに基づいて勝手に分析した記事です。
結局「人による、性格による」ので、「税理士=ケチ」のレッテルを貼らないように皆様!よろしくお願いします。
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