税理士・また税理士を目指している人が必ず一度は気にする『開業税理士』の実情。平均年齢・平均年収はいくらなのでしょうか?税理士は開業すべきなのでしょうか?
実際のデータや、(旦那の)経験談を含めながらまとめていきたいと思います。
旦那は10年ほど税理士事務所(計3社)で働き、
30代で独立開業しました。
今のところ『独立に悔いなし!』です。
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目次
独立開業のメリットデメリット
自分の名前で税理士事務所を開業するということが、1つの夢である人は多いと思います。
独立開業して自分の事務所を持つことには、どんなメリットデメリットがあるのでしょうか?
メリット
まずはメリットから見ていきましょう。
- 自分の名前の税理士事務所を開業できる
- 自分のペースで時間を使える
- 仕事を選べる
- 会社に搾取されず、ダイレクトに売上が入ってくる
- 報酬を自分で決められる
- 収入アップが可能
- 定年がないので、自分次第でいつまでも仕事ができる
- 経費でおとせる
開業税理士に限らず、経営者・フリーランス・士業で独立する人…皆に共通することが多いですが…
誰かが決めたことに従うわけでもなく、自分のやり方を自分で決めて、自分のペースですべて自分で仕事ができます。
自分の実力で取ってきた売上を会社に搾取されることもなければ、嫌いな上司に評価されることもありません。
稼ぎに上限もありません。自分次第でいくらでも稼げます。
どこの職場で働いていても文句と不満ばかり言っている人(うちの旦那や!)や、自称”社会不適合者”(これもうちの旦那や!)は、独立のメリットが大きそうですね。
デメリット
続いてデメリットです。
- 自ら営業活動が必要
- 仕事とプライベートのメリハリが付けにくい
- 事務作業やシステム関連も、全て自分で行わなければいけない
- 営業力と実力によっては低収入になり得る
- 安定した収入やボーナス、退職金制度や福利厚生がない
- 身体を壊した時の代わりの人材がいない
- 実務面などで困っても、誰も助けてくれない
”すべて自分で”することによるデメリットがほとんどです。
面倒な作業・苦手なことも自分でしますし、困ったときに相談したり頼ったりする同僚もいません。代わりもいなければ投げ出すこともできず、すべてブーメランのように自分に返ってきます。
経営者やフリーランスが、マラソンやスポーツを始めたりして、身体づくりや健康に対して意識高い系になっていくのは、ここにも理由がありそうですね。
デメリットがとてもヘビーに見えますが、動物園の動物かアフリカサバンナの動物か。
自由を手に入れるということは、危険(リスク)と隣り合わせということですね。
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開業税理士の実情
では、実際に独立開業している税理士の実情を紹介します。
開業税理士の割合は?
税理士の約8割以上が、開業税理士です。
日本税理士会連合会(日税連)の『税理士名簿』に登録された税理士のうち『開業税理士』は80.5%の割合を占めています。(H25.3時点)
↑つまり、実際は引退モードの税理士や、とりあえず登録している税理士は『開業税理士』として登録しているのです。
とはいえ、税理士は『独占業務』といわれる仕事内容がいくつか存在しているため、そもそも独立している税理士が多い職業です。
税理士資格は無償の業務も独占業務であるため『無償業務独占資格』と呼ばれています。
公認会計士・弁護士・社労士等の業務は『有償での業務のみ』が独占業務となることから『有償業務独占資格』と呼ばれています。
開業税理士の平均年齢は?
続いて、開業税理士の平均年齢です。
税理士業界は超高齢化が進行しています。税理士資格を取得するのに時間がかかったり、若手の受験者数が減っていたりしていることが原因です。
それに伴って開業税理士も高齢化が目立ちます。60代が一番のボリュームゾーン、続いて50代・70代・40代…というところです。資格取得後、実務経験を積んでから40代・50代で開業するというパターンが多いです。
開業税理士の平均年収は?
開業税理士の平均年収です。
こちらのデータを見ると、開業税理士の約26%が500万円以下で最も多いです。一方、全体の43%が2000万円超えです。
とてつもなく二極化が激しいことがわかります。
年収500万以下の税理士は、『開業税理士』として届出しているもののほぼ引退モードの『税理士』や、登録だけしている『税理士』も多く含まれているため、「開業税理士は稼げない」といっているわけではありません。
二極化も激しく平均を大きくあげている層がいます。そのため、『平均いくら稼げるのか?』については非常に難しいのですが、『平均年収は2500万~3000万』だと言われています。(中央値は『1500万円程度』でしょう。)
非常に夢がありますね。
勤務税理士では稼げないような年収を手に入れるためには、開業すべきだと言えるでしょう。
旦那の開業1年目の売上を暴露していますので、良ければご覧ください↓。
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最後に
独立開業することによるメリットデメリット、開業税理士の平均年収を紹介しました。
「1人は自信ない」「むしろ自信しかない」「とにかく稼ぎたい」「リスクを取りたくない…」など、色々な考えが頭をよぎると思います。
実際どちらが正解か、どちらが向いているのかは、経験してみないとわかりません。
いま働いている事務所にも「この人、独立したら絶対成功してもっと稼げるのにな~」「なんで独立しないのかなー?」とか思う先輩や上司はいませんか?
実際に独立開業している税理士に話を聞くのももちろん、していない人に話を聞いてみるのも良いかもしれないですね!
※ただし注意してください。
マイナスな意見ばかり言いがち、足引っ張るの大好き、みたいな人に相談するのはやめましょう(そりゃそーだ)。
少しでも独立開業したいなと思っているのであれば、背中を押してくれそうな人に相談しましょう。
責任取れませんが、私は独立オシです!
失敗したり向いてなかったら、また考えれば良いのです!再就職活動すれば良いのです!
『自由とお金』どちらも手に入れられるのは『開業税理士』です!
おすすめ書籍
私の旦那が激しく感銘を受けた”井ノ上陽一さん”の書籍です。(今やすっかり”井ノ上チルドレン”です)
独立開業を目指している方はもちろん、資格取得のため勉強中の方…、税理士業界で働くすべての方におすすめです。(特に現在の税理士業界に違和感を持っている方…ぜひ読んでください)
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